ゴルフ肘の本当の原因とは?
2025年10月30日 10:55
ゴルフ肘の本当の原因とは?
〜肘だけを治療しても治らない理由〜
「スイングのたびに肘の内側がズキッと痛む…」
その痛み、肘そのものが原因ではないことが多いのです。

ゴルフ肘は炎症ではなく変性
昔は「炎症が起きている」と考えられていましたが、
現在では、ゴルフ肘の多くは
腱の変性=組織の修復が追いつかない状態とされています。
つまり「使いすぎて壊れた」ではなく、
「使い方に偏りがあって、治るチャンスを失っている」状態なのです。
なぜゴルフで肘を痛めやすいのか?
スイング中、とくにダウンスイング〜インパクトで、
前腕が強くねじれ(回内)+手首が曲がり+肘が外に開く(外反)動作が同時に起こります。
この瞬間、右打ちの方なら右肘の内側に強い牽引ストレスが集中。
特に、
練習量が急に増えた
ラフやマットで“ダフリ”が多い
グリップを強く握りすぎている
こうした条件がそろうと、腱が少しずつ損傷していきます。
フォームの崩れが痛みを呼ぶ
股関節や胸椎(背中)がうまく動かないと、
体の回転が足りず、腕だけでスイングしようとしてしまいます。
結果、肘が無理にねじれる「代償動作」が生まれ、
痛みを繰り返す原因になるのです。
ゴルフ肘を防ぐ3つのポイント
1️⃣ グリップを握りすぎない
→ 手のひら全体で包み込むように握りましょう。
2️⃣ 胸を回すスイングを意識する
→ 腕ではなく「みぞおち」で回す感覚を。
3️⃣ 股関節から動く(ヒップヒンジ)
→ 腰や肘に頼らないスイングに変わります。
まとめ
ゴルフ肘の本当の原因は「肘」ではなく、「体の使い方の偏り」。
腕だけで振らず、股関節・胸椎・体幹の連動を整えることが最善の予防です。
🏥末広整体ラボでは
ゴルフ肘の痛みを根本から改善するために、
股関節・胸椎・体幹の動作チェック
スイングフォーム分析
腱の修復を促す手技・トレーニング指導
を行っています。
「もう肘の痛みを気にせずスイングしたい」方は、
まずは体の連動を整えるところから始めましょう。
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