末広接骨院のからだコラム|腰痛・肩こり・姿勢の専門情報発信

【第3回】みぞおちで回す!胸椎を動かすとスイングが変わる理由

2025年10月21日 10:49

【第3回】みぞおちで回す!胸椎を動かすとスイングが変わる理由

〜腰を守りながら飛距離を伸ばすスイングの秘密〜


ゴルフで腰が痛くなる・スイングが安定しない方へ。

原因は胸椎(みぞおち周り)の硬さかもしれません。

胸椎を動かすストレッチと「みぞおちで回す」意識で、腰への負担を減らし、

飛距離アップを目指しましょう。【末広接骨院】

 

胸が硬いとスイングは崩れる?

「スイングで腰が痛い」「回転が浅くて飛ばない」
そんな悩みの原因は、“胸の動きの硬さ”にあるかもしれません。


人間の体は、

  • 股関節 … 回転と地面反力の軸

  • 胸椎(みぞおち周辺) … 上半身の回転の中心

  • 腰椎 … ほとんど回らない(5〜10度ほど)

という構造になっています。


つまり、胸椎が硬いと腰が代わりにねじれ、
いわゆる「腰ねじりスイング」になり、

腰痛やスイングの再現性低下につながります。

 

胸椎が動かないとどうなる?

胸椎が硬い人は、スイング中に次のような動作が起きやすいです。


腰が反る→胸が回らないため腰で代償


肩が開く→回転不足で上半身が早く開く


フォローでつっかかる→みぞおちが回らず体重移動が止まる


飛距離が出ない→回転エネルギーが伝わらない


つまり「回らない胸=疲れる腰」なんです。

 

胸椎の動きをチェックしてみよう!

セルフテスト:胸椎回旋チェック


  1. 椅子に座って骨盤を固定。

  2. 両腕を胸の前でクロス。

  3. 上半身だけを左右にゆっくり回してみましょう。


◎目安は左右 45度ずつ(合計90度)
これ以下しか回らない人は、胸椎が硬くなっている可能性があります。

 

胸椎をやわらかくする簡単ストレッチ3選

① 胸開きストレッチ

  • 横向きで寝て、両腕を前に伸ばす。

  • 上の腕をゆっくり後ろへ開き、胸を開くように回す。

  • 左右10回ずつ。呼吸は止めずに。

◎「腕を開く」のではなく「みぞおちから回す」意識。

 

② 壁ツイスト

  • 壁に両手をつき、片足を前に出して膝を軽く曲げる。

  • 反対側の手を壁から離し、体をねじって後方を見る。

  • 胸のあたりにストレッチ感があればOK。

◎呼吸に合わせて5回×左右。

 

③ チェアローテーション

  • 椅子に浅く座り、手を頭の後ろに。

  • 骨盤を動かさず、上半身だけを左右に回す。

  • みぞおちからねじる感覚を意識。

◎背中全体が動くより、みぞおちを中心に回すのがポイントです。

 

「みぞおちで回す」だけでスイングが変わる理由

胸椎を中心にスイングすると、次のようなメリットが得られます。


✅ 腰のねじれ負担が激減
✅ フォロースルーで体がスムーズに回る
✅ 上半身のしなりが増えて飛距離アップ
✅ スイングテンポが安定する


つまり、「みぞおちで回す」=腰を守るスイングの基本なんです。

 

🏥末広接骨院のゴルフ胸椎ケア

末広接骨院では、ゴルファーのための
胸椎・骨盤・股関節の連動改善プログラムを行っています。


  • 胸椎可動域テスト(回旋・伸展・屈曲)

  • 動作分析

  • パワープレートを使った柔軟性+安定トレーニング

  • 体幹と胸の連動を引き出す施術


「腰を守りたい」「もっとスムーズに振りたい」方はぜひご相談ください。


📍
半田市 末広接骨院/末広整体ラボ併設

 

次回予告

次回【第4回】は――

ブレない軸をつくるゴルファー体幹トレーニング
〜スイング安定&腰痛予防のW効果〜

「胸を動かせる体」を手に入れた次は、
安定した軸をつくる体幹づくりです。
腰を守りながら飛距離を伸ばすトレーニング法を紹介します!