
腰痛改善は「歩くこと」が第一歩|腰が痛いからこそ歩いた方が良い理由とは?
2026年07月09日 10:36
こんにちは。
末広接骨院です。
腰が痛くなると、
「しばらく安静にしていた方が良いのでは?」
と思われる方が多くいらっしゃいます。
しかし、
現在の腰痛治療では、
重い病気や骨折などがない一般的な腰痛では、
必要以上の安静よりも、
できる範囲で身体を動かすことが勧められています。
その中でも、
最も始めやすく、
多くの研究で効果が期待されているのが「歩くこと」です。
今回は、
歩くことが腰痛改善の第一歩と言われる理由をご紹介します。
腰痛だからといって安静にしすぎるのは逆効果になることも
腰痛になると、
痛みが怖くて
身体を動かさなくなる方が少なくありません。
しかし、長時間動かない状態が続くと、
腰を支える筋肉が弱くなる
股関節や背骨が硬くなる
血流が悪くなる
「動くと痛い」という不安が強くなる
などの理由から、
腰痛が長引くことがあります。
そのため、
現在の腰痛診療ガイドラインでは、
無理のない範囲で日常生活や身体活動を続けることが推奨されています。
歩くことが腰に良い4つの理由
① 血流が改善する
歩くことで
腰やお尻の筋肉がリズムよく動き、
血液の循環が良くなります。
筋肉へ酸素や栄養が届きやすくなることで、
筋肉の緊張やこわばりが和らぎやすくなります。
② 腰だけに負担が集中しにくくなる
歩行では、
股関節
骨盤
背骨
体幹
が自然に連動して動きます。
身体全体で動けるようになることで、
腰だけに負担が集中しにくくなります。
③ 痛みを抑える働きが期待できる
適度な運動には、
身体が本来持っている
痛みを抑える仕組み(運動誘発性疼痛抑制)が
働くことが分かっています。
そのため、
「歩いているうちに腰が少し楽になってきた」
という方も少なくありません。
④ 腰痛を繰り返しにくくなる
2024年に発表された研究では、
歩行を取り入れた運動プログラムを続けた人は、
腰痛の再発が少なく、
再発するまでの期間も長くなることが報告されています。
歩くことは、
腰痛を改善するだけでなく、
再発予防にも役立つことが期待されています。
どのくらい歩けばいい?
「たくさん歩かなければ意味がない」
と思われるかもしれませんが、
そんなことはありません。
まずは、
痛みが強くならない範囲で
歩くことから始めましょう。
2024年の研究では、
参加者が少しずつ歩行時間を増やし、
最終的に週約130分のウォーキングを目標としていました。
例えば、
20分を毎日
30分を週4~5日
40分程度を週3~4日
など、
ご自身の生活スタイルに合わせて取り組めば十分です。
大切なのは、「頑張ること」ではなく続けることです。
歩くだけでは改善しない腰痛もあります
歩くことは腰痛改善の基本ですが、
それだけでは十分ではない場合もあります。
例えば、
股関節の動きが悪い
骨盤や背骨の動きが硬い
筋肉のバランスが崩れている
身体の使い方にクセがある
このような状態では、
歩いても腰への負担が残ることがあります。
末広接骨院では、
痛みのある部分だけを見るのではなく、
腰痛の原因となる身体全体のバランスや動きを確認し、
一人ひとりに合わせた施術を行っています。
まとめ
腰痛改善の第一歩は、特別な運動ではありません。
「歩く習慣をつくること」です。
歩くことで、
血流が改善する
腰への負担が分散する
痛みを抑える働きが期待できる
腰痛の再発予防につながる
など、
多くのメリットが期待できます。
それでも痛みが続く場合や、
何度も腰痛を繰り返してしまう場合は、
歩き方や身体の使い方に原因が隠れていることもあります。
「なかなか腰痛が改善しない」
「何度も同じ場所が痛くなる」
そんな方は、お気軽に末広接骨院までご相談ください。
参考エビデンス
World Health Organization (WHO). WHO Guideline for Non-Surgical Management of Chronic Primary Low Back Pain in Adults. 2023.
National Institute for Health and Care Excellence (NICE). Low Back Pain and Sciatica in Over 16s: Assessment and Management (NG59).
Hartvigsen J, et al. What low back pain is and why we need to pay attention. The Lancet. 2018;391:2356-2367.
Hancock MJ, et al. Effect of a personalised walking programme on recurrence of low back pain (WalkBack Trial). The Lancet. 2024.
※この記事は、国内外の腰痛診療ガイドラインおよび査読付き医学論文を参考に作成しています。一般的な腰痛について解説したものであり、すべての方に同じ効果が得られるわけではありません。強いしびれや筋力低下、排尿・排便障害、発熱を伴う腰痛などがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。