
【新シリーズ 第10回】ゴルファーズボディとは何か?
2025年12月11日 10:39
【新シリーズ 第10回】ゴルファーズボディとは何か?
〜ケガをせず、長く飛ばし続けられる体の条件〜
「若い頃より飛ばなくなった」
「練習すればするほど、体のどこかが痛くなる」
「昔のように、気持ちよく振れない」
こうした悩みを抱えるゴルファーの方は少なくありません。
しかし――
飛ばせない、痛めやすいのは、年齢のせいだけではありません。
そうでない人とのはっきりした違いがあります。
それが、
「ゴルファーズボディ」かどうか です。
■ ゴルファーズボディとは?
ゴルファーズボディとは、
筋肉がムキムキな体のことではありません。
一言で言うと、
「ゴルフの動きに無理なく対応できる体」のことです。
強いのに力まない
柔らかいのに安定する
動けるのに壊れにくい
この3つがそろった体こそが、
本当のゴルファーズボディです。
■ ゴルファーズボディに必要な「5つの条件」
これまでの第1〜9回の内容を、ここで1つにまとめます。
① 足でしっかり踏める体
(スイングの土台)
地面を踏める
体重移動がブレない
スウェーしない
ここがあるから、
下半身の力がスイングに乗ります。
② 股関節がスムーズに動く体
(回転のエンジン)
下半身主導で振れる
腰に無理がかからない
飛距離の土台になる
股関節が動けば、
腰は壊れにくく、飛距離は伸びやすくなります。
③ 胸(背中)がしっかり回る体
(回転の中心)
フィニッシュまで振り切れる
腰だけで回らなくて済む
方向性が安定する
ゴルフで本当に回るべき場所は、
腰ではなく「胸」です。
④ 首・目線がスムーズに動く体
(フィニッシュの出口)
振り遅れない
詰まらない
フォローが自然に大きくなる
首が動くと、
スイングは最後まで通り道が完成します。
⑤ 肘・手首に力を集めない体
(ケガを防ぐ条件)
叩かなくても飛ぶ
インパクトで力まない
ゴルフ肘・手首痛を防げる
これはつまり、
体で振れている証拠でもあります。
■ ゴルファーズボディの人は「頑張っていないのに飛ぶ」
ゴルファーズボディの人ほど、こう言います。
「そんなに力入れてないです」
「勝手に振り切れている感覚です」
これは、
足 → 股関節 → 体幹 → 胸 → 首 → 腕 → クラブ
という 正しい力の流れが、体の中にできているから です。
だから、
叩かなくても飛ぶ
無理をしないからケガをしない
ラウンド後も疲れにくい
という好循環が続きます。
■ 逆に「ゴルファーズボディではない体」とは?
次のような状態が重なっている方は、
飛距離が落ちやすく、ケガもしやすい傾向があります。
足が踏めない
股関節が硬い
胸が回らない
首が動かない
腕と手首に力が集中する
この状態でいくら練習しても、
❌ 上達しにくい
❌ 体が先に壊れる
という結果になりやすいのです。
■ ゴルファーズボディは「鍛える」より「整える」
多くの方が誤解していますが、
ゴルファーズボディは――
❌ 筋トレで作るもの
❌ 気合で作るもの
ではありません。
✅ 足の踏み方を整える
✅ 股関節の動きを取り戻す
✅ 胸・首の通り道を作る
✅ 力の入り方を整える
この 順番を整えるだけ で、
ゴルファーズボディは自然に作られていきます。
🏥 末広接骨院からの一言(シリーズ総まとめ)
このシリーズを通してお伝えしてきたのは、ただ一つです。
ゴルフは「体の使い方」で決まるスポーツである
フォーム
クラブ
練習量
ももちろん大切ですが、
それらを活かせるかどうかは「体」が決めています。
末広接骨院では、
ケガをしない
飛距離を落とさない
年齢に負けない
長くゴルフを楽しめる
そのための
「ゴルファーズボディづくり」 を、整体×動作の視点からサポートしています。