
【新シリーズ 第7回】スイングが安定しない人の「共通の体の硬さ」
2025年12月02日 12:17
🏌️♂️【新シリーズ 第7回】スイングが安定しない人の「共通の体の硬さ」
〜胸・股関節・足、どこが止まっている?〜
「その日は当たるのに、次の日は当たらない」
「練習しているのに再現性がない」
「ミスの出方が毎回バラバラ」
こうした スイングが安定しない人には、はっきりした共通点 があります。
それは――
✅ 動くべき場所が動かず、
代わりに無理な場所が動いていること。
特に止まりやすいのが
「足・股関節・胸(胸椎)」 の3カ所です。
■ ゴルフの回転は「腰」ではなく「胸と股関節」
スポーツ医学の研究では、
ゴルフスイングの回旋の中心は
👉 腰椎ではなく「胸椎+股関節」
腰は
👉 回す場所ではなく「力を伝える土台」
という考え方が主流です
(ゴルフ障害・バイオメカニクス研究より)。
つまり、
✅ 胸と股関節が動かない
→ 腰が代わりに回る
→ 腰痛につながる
という構造が、科学的にも裏付けられています。
❌ スイングが不安定になる「3つの硬さ」
① 足が硬い・踏めない人
足は 地面との唯一の接点。
ここが不安定だと、すべてが崩れます。
足が止まると…
地面反力が使えない
体重移動がブレる
スウェー(横流れ)が出る
右足が早くめくれる
ミート率が安定しない
✅ 研究でも
「足圧バランスが安定している人ほど、ショット精度が高い」
と報告されています。
② 股関節が硬い人
股関節は 回転のエンジンです。
ここが止まると、回れません。
股関節が止まると…
下半身主導ができない
手打ちになる
体重移動が浅くなる
飛距離が伸びない
腰に負担が集中
✅ 臨床・研究の両方で
「腰痛持ちのゴルファーは股関節の可動域が狭い」
という共通点が確認されています。
③ 胸(胸椎)が硬い人
ゴルフの回る場所は
腰ではなく「胸(背中)」 です。
胸が止まると…
フィニッシュが詰まる
腰だけで回る
肘・手首に引っかかる力が集中
フェース管理が不安定
方向性がバラつく
✅ スイング解析の研究では
「胸椎回旋が大きい選手ほど、腰への負担が少ない」
ことも報告されています。
■ スイングが安定しない人の体の流れはこうなっています
本来あるべき流れ
✅ 足 → 股関節 → 体幹 → 胸 → 腕
硬さがある人の流れ
❌ 足が止まる
❌ 股関節が回らない
❌ 胸がひねれない
⬇
👉 腰と腕だけが頑張る
👉 腰痛・肘痛・再現性の低下につながる
✅ 簡単セルフチェック
次の動き、スムーズにできますか?
① 立ったまま、足裏をしっかり踏んでグラつかずに立てる
② イスに座って、太ももだけを左右にゆっくり回せる
③ 胸の前で腕を組み、腰を固定したまま左右に振り向ける
1つでもやりにくければ、
スイング安定を邪魔する硬さがあるサインです。
🏥 末広整体ラボの考え方
スイングが不安定な人ほど、
「フォーム」ではなく「体の止まり」を見直す必要があります。
当院では、
足裏の安定
股関節の動き
胸(胸椎)の回旋
首・体幹との連動
を一つずつ整え、
「なぜ不安定になるのか?」を体から説明できる状態に導きます。
✅ まとめ
スイングが安定しない原因は、
技術ではなく「体の止まり」 にあることがほとんどです。
足が踏めない
股関節が硬い
胸が回らない
この3つが整うと、
✔ ミート率が安定
✔ 方向性がまとまる
✔ 腰・肘への負担が激減
✔ 自然と飛距離も伸びる
という変化が一気に起こります。
次回【第8回】「首が回らない人のスイングは必ず詰まる」
〜首・目線・フィニッシュの深い関係〜