末広接骨院のからだコラム|腰痛・肩こり・姿勢の専門情報発信

【新シリーズ 第6回】腰痛・肘痛がある人ほどやってはいけない動き

【新シリーズ 第6回】腰痛・肘痛がある人ほどやってはいけない動き

2025年11月29日 12:34

🏌️‍♂️【新シリーズ 第6回】腰痛・肘痛がある人ほどやってはいけない動き

〜頑張るほど痛くなる人の共通点〜



「痛いけど練習は休めない」
「フォームを直そうと頑張るほど、腰や肘がつらくなる…」



これ、とても多い痛みの悪循環です。

そしてその原因は――


今の体に合わない動きを、無理に続けていること

にあります。

 

❌ 腰痛の人ほどやってはいけない動き

● 腰を「ひねって」振ろうとする


胸や股関節が動かない分、
腰だけで無理に回すと…


  • インパクトのたびに腰にねじれが集中

  • 片側だけに負担がたまる

  • ある日突然、強い痛みに変わる


👉 腰は「回す場所」ではなく「支える場所」です。

 

❌ 肘痛の人ほどやってはいけない動き

● 腕や肘に力を集めるスイング


「強く叩こう」「フェースを合わせよう」とすると、
どうしても肘・手首に力が集中します。


その結果…


  • ゴルフ肘がなかなか治らない

  • インパクトのたびにズキッと痛む

  • 力を抜けず、悪化を繰り返す


👉 本来の力の流れは


「足 → 体 → 腕 → クラブ」
腕だけで打つと、肘が壊れます。

 

❌ 腰・肘どちらも痛い人に共通するNG動作

● 体ができていないのに、いきなり全力で振る


準備不足の体で振ると…


  • 足が踏ん張れない

  • 股関節が回らない

  • 胸も回らない


その足りない動きを、
腰と肘がすべて代わりに引き受けてしまいます。

 

■ 頑張るほど痛くなる人の共通点

次に当てはまる方は要注意です。


□ 痛みがあっても「動けば治る」と思っている
□ 準備運動をほとんどせず打ち始める
□ 下半身が使えず、腕で合わせにいく
□ 体の硬さを無視してフォームを作ろうとしている
□ 痛みを我慢するのが当たり前になっている


これらはすべて、
👉 「努力の方向がズレているサイン」です。

 

✅ 本当に必要なのは「気合」ではなく「順番」

ゴルフの動きには正しい順番があります。

足 → 股関節 → 体幹 → 胸 → 腕


この順番が崩れると、
一番弱い
「腰・肘・手首」 に負担が集中します。


痛みがある人ほど、まず整えるのは――


  • 足でしっかり踏めるか

  • 股関節がスムーズに動くか

  • 胸が無理なく回るか


ここです。


ここが整えば、
腰も肘も頑張らなくてよくなります。

 

🏥 末広整体ラボの考え方

痛みは「使いすぎ」が原因ではなく、
「使い方の順番の崩れ」が原因のことがほとんどです。


当院では、


  • 今の体が「振れる状態」かどうか

  • どこに負担が集中しているか

  • どの動きを止めるべきか

  • どの動きから再開すべきか


を確認しながら、
痛みを増やさずにゴルフを続ける体づくりをサポートしています。

 

✅ まとめ

❌ 腰でひねらない
❌ 腕と肘に力を集めない
❌ 準備なしで全力で振らない


✅ 足から動かす
✅ 体の順番を守る
✅ まず“振れる体”を作る



これだけで、
腰痛・肘痛の悪循環は確実に止まります

 

次回【新シリーズ 第7回】

「スイングが安定しない人の共通の体の硬さ」

〜胸・股関節・足、どこが止まっている?〜