
【新シリーズ 第4回】 靴・インソールで飛距離が変わる?
2025年11月25日 10:54
【新シリーズ 第4回】靴・インソールで飛距離が変わる?
〜あなたの足に合った道具選びのコツ〜
「靴なんて何を履いても同じでしょ?」
「インソールを入れれば何とかなる?」
これ、ゴルフでは大きな誤解です。
ゴルフのパワーは 地面反力(地面を押した力の跳ね返り)から生まれます。
そのため 足元の安定=飛距離・安定性を左右する最重要ポイント なのです。
■ なぜ靴で飛距離が変わるのか?
スポーツ科学では、足の安定性が上がると…
反力のロスが減る
体の回転がスムーズになる
スイングスピードが上がる
など、ショットの飛距離・再現性が向上すると報告されています。
逆に靴が不安定だと…
右足が早くめくれる
スウェー(横ブレ)が増える
腰や股関節の負担が増える
これは、靴底がねじれやすすぎる・かかとが柔らかいなど
靴本体の質が原因です。
■ インソールが万能ではない理由
インソールは大切ですが、あくまで 補助にすぎません。
特に アーチを強く持ち上げるタイプ は逆効果になることも。
突き上げが強いほど足裏が不安定になる
足の筋肉が働かなくなりアーチが潰れやすい
動きが固まり、スイングがぎこちなくなる
ゴルフでは「押し上げる」より
かかとと足裏全体を安定させるほうがはるかに重要です。
■ 正しい靴選びのポイント(これが超重要)
① かかとがしっかりしている(押しても潰れない)
→ 軸が安定し、スウェーが激減。
② ソールがねじれにくい
→ 地面反力を逃がさず、パワーを効率よく伝えられる。
③ 足幅が合っている(緩すぎは即アウト)
→ 靴の中で足が泳ぐと体重移動がブレる。
④ 足指が軽く使えるスペースがある
→ 足全体で地面をつかみやすくなる。
■ インソールの正しい役割
インソールは次の目的で使うと優秀です👇
かかとの安定(ヒールカップ)
足裏の小さな偏りを補正
長時間歩いても疲れにくくする
特に、ほんの2〜3mmだけ内側アーチを支えるタイプが最も効果的。
無理に持ち上げず、自然な動きを邪魔しません。
■ 靴が変わると…スイングも変わる
「右足のめくれ」が改善
インパクトが厚くなる
手打ちが減り、自然とヘッドが走る
腰の負担が軽くなり18H回っても疲れない
など、靴を変えただけで大きく変化する方が多数います。
これは、技術の問題ではなく、足元という土台を正しただけ。
🏥末広整体ラボの視点
当院では、
靴のかかと・ソールの硬さチェック
足裏バランスの評価
股関節〜体幹の連動性
インソールが必要かどうかの診断
を行い、「あなたの身体 × あなたのスイング」に合った
本当に必要な靴選び”をご提案しています。
次回【第5回】ラウンド前後の5分で変わる!
スイングの軸を安定させるゴルファーの準備運動