末広接骨院のからだコラム|腰痛・肩こり・姿勢の専門情報発信

【新シリーズ 第1回】 飛距離を変えるのは腕でも体幹でもなく足だった

【新シリーズ 第1回】 飛距離を変えるのは腕でも体幹でもなく足だった

2025年11月13日 10:26

【新シリーズ 第1回】飛距離を変えるのは腕でも体幹でもなく足だった

ー まずは「地面反力」をやさしく理解しよう ー


「もっと飛ばしたい」「力を入れているのに飛距離が落ちてきた…」

この悩み、実は足の使い方が大きく関わっています。


ゴルフスイングで生まれるパワーは、
体の中だけではなく、地面から返ってくる力(地面反力)によって作られています。

 

そもそも「地面反力」とは?

むずかしく聞こえますが、
実は誰でも毎日使っている力です。


ジャンプするとき、
床を強く踏む → 床から力が返ってくる → 身体が上に飛ぶ

この返ってくる力が地面反力。


つまり、ゴルフのスイングは


👉 足で地面を押す

👉 押した力が下半身→体幹→胸→腕→クラブへ伝わる

👉 ヘッドスピードと飛距離が伸びる


プロが軽く振っているように見えて飛ぶのは、
この「足→地面→体」の連鎖が抜群に上手いからです。

 

足の使い方が悪いと何が起こる?

足がうまく使えていないと…


  • 体重移動が浅くなる

  • 腰がねじれすぎて痛くなる

  • 手打ちになって肘・手首を痛める

  • インパクトでブレて方向性が不安定

  • 飛距離が伸びない・落ちてくる

実は、腰痛・肘痛・手首痛の多くは足元の崩れが原因なんです。

 

今日からできる足の意識トレーニング

まずは簡単にできるチェックから👇


【チェック①】アドレスで足指が浮いていませんか?

立ったまま足元を見ると、足指が浮いている人は多いです。
→ 浮き指=地面を掴めておらず、踏ん張りが効かない。


【チェック②】スイング中、右足(右打ち)が早くめくれる

→ 地面からの力が先に逃げてしまい、飛距離ロスの典型。

 

かんたん改善① 「足指グーパー」

イスに座り、足指をグーパー。
→ 地面を掴む力がよみがえり、アドレスの安定に直結。

かんたん改善② 「内くるぶしタッチ立ち」

軽く膝を曲げ、両足の内くるぶしを近づけるように立つ。
→ 下半身の軸が整い、体重移動がスムーズに。

 

🏥末広接骨院・末広整体ラボの視点

当院では、

  • 足裏のバランスチェック

  • 足首〜股関節の連動改善

  • インソール指導

  • スイングの「踏み込み・地面押し」動作の分析

これらを組み合わせ、
腰・肘・手首に負担をかけずに飛ばせる体をつくります。


「足が変わると、スイングが変わる」
これは臨床で何百人も診てきて実感している事実です。

 

まとめ

飛距離を伸ばしたいなら、まず足を整える。


足元が安定すると、
腰が回り、胸が開き、腕が振れる。


これが本当の「ゴルファーズボディ」の土台です。

 

次回【第2回】予告

正しい踏み込みは腰を守る!


下半身主導スイングのつくり方

  • 「踏み込む」と腰が痛くなる理由

  • 正しい“踏む方向”とは?

  • 脱・腰で回すスイングへ

を、どこよりも分かりやすくお届けします。